アジャイル型議論:テンプレート

本議論概要

本議論テンプレートは以下の条件下での議論に有効である。

  • 議題の多くがYES/NOで分けられる
  • 議論参加メンバーが同等の立ち位置である
  • 議論の全項目及び優先議論事項が網羅されていない

議論フローチャート

本議論方法は1つの議題に対する議論を以下のフェーズに分割し、その繰り返しで進行する。
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用語

  • 議題: 各フェーズを経て、賛成/反対が可決されていく課題。
  • 発議: 議題を提示する事
  • 再発議: 既に総意決定フェーズを経て、総意が決定された議題を再び発議する事
  • ホスト: 議題の発議者。その議題に関する各フェーズの進行を行う。自身の議題に対する意見の表明はそのホストの裁量に委ねる。
  • クライアント: ホストが提示した議題に対して賛否を述べる。

再発議のルール

再発議の条件

再発議を行える議題は、自身がホストを務めなかった議題に限られる。自身がホストを務めた議題に関しては例外を除いて再発議する事はできない。

再発議のタイミング

再発議は「発議者確認フェーズ」にて次のホストと選ばれたものが、発議をするタイミングで行われる。

この時、その発議内容が自身のおこなった議題への再発議であると判明した場合、直前の「発議者確認フェーズ」まで進行が遡る。

再発議された議題の取り扱い

再発議であったとしても、その議題は、その時のホストが取り扱ったものとみなされ、再度再発議をする事はできない。

特殊な再発議

ある議題の再発議が必要になったにも関わらず、その再発議権を有する、もしくは再発議を必要とする者の中に再発議権を有する者がいない場合、以下の過程を経て例外的に自身の議題に再発議が可能である。

  1. 自身以外の参加者を指定し、その参加者に対して「再発議権を与える」議題を提示する。
    • この時発議権付与対象者が再発議権付与を拒否した場合、議題は自動的に"NO"となる。この"NO"の解釈は「再発議権を与えない」という意味であり、それ以外の解釈は許されない。この議題は既にその発議者によって扱われたものとみなされる。
  2. その議題に対して"YES"の総意決定が行われる。ここで言う"YES"とは「再発議権を与える」という意味の"YES"であり、発議者の文脈に応じて表現そのものは可変である。
  3. 本議題を扱った参加者は発議者と付与を提示された参加者になる。また、この両者は指名参加者を変更して、再度この議題に対する「再発議権付与」の発議をする事ができなくなる

ホストとクライアントの権利

ホストとクライアントは議題に応じた議論において以下の権利を有する。なお、権利を行使するタイミングはフェーズを問わずいつでも行える。

ホストの持つ権利

ホストは以下の権利を持つ

  • 各フェーズの終了条件の設定: 議論における各フェーズの終了条件を自身の裁量によって設定できる。
  • 各フェーズの強制打ち切り: 書くフェーズを強制的に打ち切り次のフェーズに移行できる。
  • 議題の取り下げ: 議題を取り下げる事ができる。この時フェーズは他の発議者確認フェーズまで飛ぶ。議題を取り下げた場合、その議題そのものは話されなかったものとみなされる(再発議のルールに抵触しない)
  • 発議者の選択: 自身以外に発議者(以下:発議候補者)がいた場合、ホスト自身は次の発議を行う事はできないが、発議者を選択する事ができる。この時、各発議候補者に発議内容を記載させるかはその時のホストの裁量に委ねる
  • クライアントの権利の制限: 同じ議題に同じクライアントが同じ権利の行使をしようとした場合、権利を無効化する事ができる。その議題において初めて使われた権利は無効化できない。ここで言う"同じ議題"とは再発議されたものは含めない。

クライアントの持つ権利

クライアントは以下の権利を持つ

なお権利の行使によってその権利に応じた採決が行われるが、それが否認された場合、その直前までおこなっていた元のフェーズに戻る。

  • 次回発議の優先権: その時の議題が終了した時、その時のホストよりも次回の発議を行える優先権を持つ。しかし、複数人発議候補者が存在した場合、そのクライアントが次回ホストに選ばれるかはその回のホストの裁量に委ねられる。
  • 議題取り下げ要請: その議題において自身の論理に則る場合、その議題を打ち切り別の議題が必要と考えた場合、議題の打ち切り要請が可能となる。この要請が許可される条件は最低限ホスト及び要請者以外の賛同があった場合に適用され、それ以外の細かい点はその回のホストの裁量に委ねられる。打ち切りが認められた場合、他の発議者確認フェーズまで飛び、現在の議題そのものは話されなかったものとみなされる(再発議のルールに抵触しない)
  • ホスト不信任: その議題のホストが議論を進めるに不十分であると考えた場合ホスト不信任を提示する事ができる。不信任が認められる条件は不信任に対するクライアントの賛同が過半数を超えた時に認められる。この場合、現在の議題はそのままに、ホストのみが交代される。新規ホストはクライアントの中から選択され、不信任を受けたホストとクライアントの中から選ばれた新ホストはその議題を話したこととみなされる(再発議のルールに抵触する)。ただし新ホストが議題取り下げをおこなった場合、旧ホストのみその議題を取り扱ったとみなされる(新ホストは再発議のルールに抵触しない)。

コンセプト

  • ホストに多くの裁量権をもたせつつも、基本的に参加者全員が同等である
  • 1人に力が集中しない
  • 多くの面において性善説を使っている

バグ

  • ホストが議題を打ち切った後、次の議題がなければ課題が宙ぶらりんになったまま議論が終了する恐れがある。もしくは同じ議題の無限ループ。
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